私は以前、子供が一人いる状況で他の病院で働いていました。以前の職場は子育てを第一に考えて選んだので、子育てをしながら働きやすい環境でしたが、看護師としてのスキルアップが難しく転職を決意しました。看護学生時代から急性期看護に興味があった中で、新居浜病院は地域の中核病院として機能し、三次救急も担っているため非常に魅力的でした。また福利厚生もしっかりしていて、子育てをしながらも働くことができる病院だと思い、志望しました。

育児休暇から復帰した部署が手術室で、覚えることや勉強しなくてはいけないことが多く、とても苦労したことを覚えています。特に自分は緊張に弱いので、器械出しとして医師の横に立ち、手術を担当することに慣れるまで時間がかかりました。手が震えてしまったり、動悸がすることも多々ありましたが、今は先輩や医師から頼って頂いたり褒めてもらえることも増え、その度に嬉しい気持ちになり、やりがいを感じます。まだまだ知識も技術も未熟ですが、これからも頑張りたいです。

手術室は患者さんと関わる時間が少ないため、術前・術後訪問や、麻酔導入までの時間を大切にしています。患者さんの不安が少しでも軽減できるよう笑顔で接し、手術のイメージがしやすいように分かりやすい説明を心がけています。器械出し・外回りでは、自分の動きひとつでも手術時間に影響が出る＝患者さんの身体への負担へと繋がることを意識し、事前学習をしっかり行い、手術の進行状況に合わせて早めに行動することを心がけています。

ラダーに応じた教育プログラムがあるので、キャリアに合わせて研修に参加し知識や技術を習得することができます。スキルアップを目指して転職を決めた際、この制度に魅力を感じました。自部署では、初めて担当する手術は手術映像や手順書に沿って先輩が丁寧に教えてくださるので、安心して手術に臨むことができます。また子育て中は休みが必要な日や夜勤・休日出勤に制限が出てしまいますが、そういった勤務希望も聞いて頂けるので、ワークライフバランスが取りやすい環境です。