高度救命救急医療について

県立病院の高度救命救急医療は、救急医療に特化した専門医療チームの常駐により緊急時に迅速に救急対応できる体制を整えているほか、最新の医療機器による高度な医療を提供しています。中でも県立中央病院と県立新居浜病院では、他の救急医療機関と緊密に連携した広範な医療ネットワークにより、県内の重症救急患者の「最後の砦」として24時間、365日体制で3次救急医療を担っています。

周産期医療について

県立病院の周産期医療は、周産期に特化した専門医療チームの常駐により、緊急時に迅速かつ適切な対応が可能な体制を整えており、最新の医療機器と高度な技術により、安全で信頼性の高い環境を妊婦さんや新生児に提供しています。特に県立中央病院では、愛媛県の基幹周産期医療施設として県内の全ての周産期医療施設と連携し、リスクが高い妊娠や分娩、超低出生体重児等を24時間体制で受け入れています。

災害医療(DMAT)について

DMAT（災害派遣医療チーム）は医師、看護師、業務調整員等、５名程度で構成され、大規模災害発生時の急性期（概ね48時間以内）に被災地へ駆けつけ、現場活動（患者トリアージや搬送等）や病院支援（患者の治療等）、広域医療搬送（被災地外への患者搬送）等を行います。
現在、県立病院では中央病院に６チーム、今治病院と新居浜病院に２チームずつの計10チームのDMATを配備しています。

認定看護師・専門看護師・認定看護管理者の資格取得や
更新を支援する制度があります。

日々進歩している医療に対応するため、より高度な看護知識など、幅広い知識習得のため、各種研修へ積極的な参加を支援しています。
この中でも認定看護師は、各病院から推薦を受け、選考会議で派遣が決まれば、認定看護師資格取得に集中できるよう、長期研修扱いとして支援され、受講料やその間の旅費・給料は保証されます。
また、創造的に組織を発展させることができる能力、資質を持った管理者の養成を図るため、認定看護管理者研修を支援するなど、各方面のキャリアアップを積極的に応援しています。

認定看護師とは？

日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の認定看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師のことです。
現在、救急看護や皮膚・排泄ケア、感染管理などをはじめ様々な認定看護師が各県立病院に配属されており、病院機能の維持・向上に努めています。

専門看護師とは？

日本看護協会専門看護師認定審査に合格し、ある特定の認定看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師のことです。
県立病院のうち中央病院は国の地域がん診療連携拠点病院に指定されており、がん看護の専門看護師が在籍しています。

認定看護管理者とは？

日本看護協会認定看護管理者認定審査に合格し、管理者として極めて優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を認められた看護師のことです。

愛媛県内の認定看護師・専門看護師・認定看護管理者人数

(2024年2月1日現在)

各病院の認定・専門看護師の紹介

各病院の認定・専門看護師については、下記各病院サイトにも掲載しています。